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三大秘境に挑む-まえがき-

2016年3月 日向市

この日私は1年に渡りあたためてきた計画をついに実行に移した。

 

椎葉村という村をご存知だろうか。

 

椎葉村(しいばそん)は宮崎県の山中、九州島のほぼ中央に位置する人口約2,800人の村で、九州山地の山々に囲まれ、平家の落人伝説が残り、日本で唯一焼畑農業を行うなど、岐阜の白川郷、徳島の祖谷 とならび、『日本三大秘境』とされるところである。

 

三大秘境といっても白川郷なんかは観光地として注目されバスがガンガン出てたりするわけだが椎葉村はそんなに甘くない。

まずもって宮崎県自体がアクセスが不便な上、椎葉村はその宮崎でも指折りの奥地なのだ。地図を見てもらえばわかると思う。 

 

この村にバスで行ったろ!というのが今回の趣旨である。

この村に公共交通機関で訪れるには、村から75kmほど下った場所にある日向市から路線バスに乗ってえっちらおっちら登ってこなければならない。村外へ通ずるバス路線はこの1本しかなく*1、正に公共交通のどん詰まりなのだ。

そのバスも1日2.5往復しかない。正直「使われることを想定しているのか」と言いたくなる本数だが、これでも精一杯本数を維持していると言えそうだ。なにせ終点となる上椎葉バス停の利用客は1日0.2~0.9人、途中のバス停に至っては半分近くが1日0.1人未満なのだから(日向・東臼杵地域公共交通活性化協議会『日向・東臼杵地域公共交通網形成計画(案)』より*2 )。

 

どうですか、まさに秘境って感じでしょう。一体どんなところなのか行ってみたくなりませんか。バスに実際に乗ってみたくなりませんか。なりませんか。それは私の説明が悪い。ぜひご自身で調べてみてくださいきっと興味が湧くはずです。

 

次回は実際にバスに乗って行ってきましたよ、という乗車記です。 

*1:福祉バスが五ケ瀬町へ通じているという未確認情報もあるが、このバスが例えあったとしても通常は使えない

*2:宮崎県門川町公式ホームページ - 書類ダウンロード-日向・東臼杵地域公共交通網形成計画(案)